大力納豆のこだわり
大力納豆の名前の由来
その昔、先代の佐藤尚治が納豆屋を創めた時は旧小出町には納豆屋は1軒しか有りませんでした。ですので、自然とお客様から【小出の納豆】と呼ばれておりました。
その後、町内に「小出納豆」という納豆屋さんが出来て皆様より「小出の納豆は味が落ちたね。」と言われてしまったそうな。そこで、先代が「商品名」が居るな!?と思い立ち、考えました。
先代は相撲好きで、当時相撲界では横綱はたった一人でした。69連勝した双葉山さんの様な納豆業界の横綱になりたい!との思いから“粘り強く、美味しさではどの納豆屋さんにも負けない納豆屋になるぞ!!”
と『大力納豆』と名付けたと聞いております。
先代の佐藤尚治
大力納豆の水
ここ、魚沼市は皆さんご存知の世界一美味しいお米「魚沼こしひかり」の産地でございます。これも偏にこの地に湧き出でる「雪の伏流水」のお陰でございます。冬場には3m強の豪雪に覆われる土地ならではの水の恵・・・山に降り積もった雪が山に染み入り100年以上の年月を掛けて湧き出てくるのだと聞いております。ここ魚沼市十日町地区の湧き水は八海山水系の雪の伏流水と言われております。この水の恩恵をたっぷりと最大限利用して出来た納豆が大力納豆の作品の数々なのです。
新潟県 八海山魚野川
大力納豆の大豆
毎年、秋の収穫を待って日本の産地・世界の産地の大豆を集めて年間通して使用する大豆を決定しております。
国産に関しましては、他メーカーさんでは日本の産地を謳ってるメーカーさんが多数いらっしゃいます。これはこれで素晴らしい事と考えております。
がしかし、日本の土地は大変狭いのです!毎年の気候条件(水不足、日照不足、台風、冷害、早い降雪等々)により出来が変わってまいります。弊社ではその年の一番美味しい産地の大豆を使いたいので、産
地の限定は極力しておりません。出来得る限り現地に出向き、農家の方とお話したり、JAさんとお話したり、大豆問屋さんとお話したりしながら美味しい大豆を日々探しております。
新潟県産に関しましては、長岡市越路地区のエンレイ大粒大豆のみを使用しております。出来るだけ季節ごとに畑に出向いて見て、今年に作況を確認して使用させていただいております。季節ごとに大きく成
長する大豆達に「大きく立派に育ってね!」と声を掛けるが如く成長を見守っております。
エンレイ畑で採れた大豆
大力納豆の粘りの秘密
「大力納豆は粘りが凄い」とお客様より良く言って頂くことが多いです。
これは何故でしょうか?
納豆を粘らすのは【納豆菌】が発酵しやすい環境造りが一番大事であろうと考えます。納豆菌は大豆の旨味が大好きです。ですので、旨味のある大豆を使い、それを発酵させる発酵室【室(むろ)】が重要となってきます。
室は40度前後に保たれた暖かい部屋です。この温度を納豆菌は好みます。室の中は特に大変気を使う場所です。納豆は納豆菌以外が繁殖すると粘りが弱くなったり、納豆ではない変な臭いが出てきたりします、これは室に入り込んだ「雑菌」が原因なのです。ですので室内は納豆菌以外が居てはいけないのです!
弊社では室の清潔保持に大変気を使っております。毎朝、納豆の室出し後は室の清掃から始めます。室の床掃除を奇麗なタオルで毎日行います。その後に消毒をします。清潔な室で出来る納豆だからこそ「大力納豆は凄い粘りだ!」とお客様から言って頂けるのです。
混ぜるとパックから持ち上げても落ちずパックも綺麗。
従業員の白衣は毎日洗濯が義務!いつも清潔を心掛けています。